ヒトリダチ

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2014年 7月1日(火) 晴れ

ウラヤマベーカリーカフェ

7月1日 火曜日。旭川の陶芸家、工藤さんの工房2階にてハープとアコースティックギターのデュオユニット「ティコムーン」さんによる演奏会が行われました。
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そしてこの日、会場の向かいにあるスペースを使って、昼はパンカフェ、夜は演奏のあとにディナーを提供するという、一日だけの模擬店をやらせていただくことになり、ここ1カ月ほど準備を進めてきました。

お店の名前は「ウラヤマベーカリーカフェ」

突哨山(とっしょうざん)という山の麓にある工藤さんの家や工房。家のすぐ後ろにハイキングコースがあるという環境は、山登りが好きな僕にとって、とても輝いてみえました。

ドラえもんにも出てくる学校の裏山。「ウラヤマ」という響きにワクワクしてしまうのはその影響かもしれません。
そんな山から木を伐って、薪にして、パンを焼くとしたら、「ウラヤマベーカリー」かなと、前から考えていました。
街から山へ、森へ、遊びにおいでよと、そんな意味も自然と込められたような気がしています。

今回のように、ちゃんとしたかたちで多くのひとにパンを食べてもらうのは初めてのことでした。それと同時に、一度に沢山のパンを一定の品質でつくるのも、今までにない試みということもあり、ここ最近は常に緊張状態だったと思います。

本格的な準備は2週間前から。はじめの1週間はリハーサルで、3種類のパンを同時に扱い、限られた時間と道具でどれだけ出来るのか?どういう工程が効率が良く、ミスを防げるのか?を検討しました。その中で自分にしっくりきたやり方を踏まえ、次の1週間で本番のパンを焼きました。

本来なら、パンだけに集中すれば良かったのですが、バイトを長期休むことは開店資金に影響が出てくるので、仕事をしながらやることに。その結果、一日の睡眠が3時間、それを2週間という、寝るのが好きな僕にとっては記録的ながんばりとなりました。

ランチとディナーでは、パンに合うスープやお惣菜などの付け合わせ、食後のデザート、コーヒーなどのドリンク類などを用意しました。事前に仕込みをしていたにもかかわらず、準備は開店ギリギリまで掛かり、ほとんど寝ずに本番を迎えました。

そんなこんなでカフェがスタート。平日なので、いきなり大人数が押しかけるようなことはありませんが、カフェの動きに慣れていない為に余裕が無く、てんやわんやな状態でした。

工房1階のギャラリーでは、うつわ展も開催されていて、工藤さんがカフェの宣伝もしてくれたおかげもあり、ランチセットは完売に。ドリンクもよく出ました。
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ディナーは予約制になっていて、全部で24名。ティコムーンさんの夜の演奏が終わってからの食事会の準備はスピード勝負。お客さんを待たせないように、スープが冷めないように。。工藤さんをはじめ家族と弟子の築地くん、友人のかたの協力を得て、とてもスムーズに提供することが出来ました。

そして気になるお客さんの反応ですが、とても美味しい、美味しい、と喜んでくれていました。その時は嬉しいというよりほっとしたというか、肩の荷が下りた気分でした。
自分でつくったものに対して、目の前で喜んでもらえるという一見当たり前に思えることが、以前のものづくりの仕事では少かったので、戸惑ってしまいました。

みなさんを見送り、そこでも美味しかったと声をかけていただき、感謝の言葉もありません。
まだまだ未熟な自分の技術を、もっと積み重ねて良くしていかなければと、改めて思う一日でした。

その後の打ち上げで飲んだエビスビールは、最高に染みました。
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カウンターキッチンのあるこの素敵な空間でランチを提供しました。ディナーは、演奏が行なわれたとなりの広い部屋でゆっくり楽しんでいただきました。

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食事を御膳で出すというのは、最近ではなかなか見ないと思います。ましてパンなんて。。でも、工藤さんの器にオニオンスープやパン、お惣菜を盛り付けると調和が取れてしまうのが不思議です。

弟子の築地くんには、紅茶やコーヒーの落とし方を丁寧に教えてもらい、前日は夜遅くまで準備を手伝ってくれました。自分のやることもあるのに、、そのうちしっかりとお返しします。ありがとうございました。

この2週間ほどで、パンの完成度も上がり、今後の目標や課題もはっきり見えてきました。こんな機会を与えてくださった工藤さんには、もっと努力してお返しするしかありません。
奥さんのゆっこさん、隅々まで行き届いた手助けをしていただき、ありがとうございました。
森人くん、山花ちゃん、野々花ちゃん、こちらの慣れない指示でもしっかりとこなしてくれて、どうもありがとう。こんな僕ですが、これからも仲よくしてやってください。
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by nipponhike | 2014-07-05 00:31 | ■日記