ヒトリダチ

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2011年 10月2日(日) 晴れ

野辺山高原 「第20回 滝沢牧場祭」

早朝、麦星のサンドイッチをお土産にいただき出発しました。飯綱高原から南下して、山梨県との県境にある野辺山高原に来ました。今日はここの「滝沢牧場」でイベントがあったので、やってきました。

北海道の富良野でお世話になった大工のまたさん夫婦が、このイベントの演奏に参加するということで、北海道を出発してからはここの日程に合わせて動いていました。

またさん夫婦は「ケーナ」という笛の民族楽器や太鼓で演奏します。2人の演奏や踊りを、双子と一緒に見ていました。

他にも集団の踊りやマジックショー、フリーマーケットや屋台など、牧場全体を使った賑やかなイベントです。天気も日差しが暑いくらいの良く晴れた一日で良かったです。

そして、神奈川県横浜市まであと150kmほどの場所まで来ました。明日には家に帰れるかもしれません。

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by nipponhike | 2011-10-03 08:42 | ■日記

2011年 10月1日(土) くもり ③

美味しいパンをつくりたい

「命を懸けて、うちの売り上げをあげてみる?」

夕飯をいただいた後、麦星の寛さんに突然言われて戸惑いました。今回また長野に来たのは、今後自分がどうしていけば良いかを相談するためでもあります。寛さんの一言で、石窯のパン屋でやっていくことの厳しさが伝わってきました。

お店に人を増やすということは、その人の給料の倍の売り上げをつくっていかなければならないこと。そして、一度増やしたらそれを維持していかなければならないこと。つまり僕が入ったとしたら、次の人に教えてしっかり引き継ぎが出来なければいけないこと。技術修得から引き継ぎまで、全く経験が無い僕の場合、3年は掛かるだろうということ。

「従業員が一人増えることで、お店の商品や販売にも変化が出てくる。予想出来ない部分も多い。それらを理解してくれた上で、それでもやりたいとなったら、また相談に来て欲しい。そしたらこちらも、いろいろ考えるから。」

今までは自分のことだけ考えていれば良かったのですが、これからパンの修行でお世話になるということは、そのお店にも大きな影響があるということが良く分かりました。

ある意味、この旅は命を懸けてやってきました。今後の僕の将来に直接関わってくることだと思っていたからです。でもそれは自分のことだけ。これからはもっと大きな責任が伴ってくることを、ひしひしと感じ始めました。

この旅を通して、もう心は決まっています。
ですがもう少し、この旅で使った貯金を貯め直すのと、旅の途中に調べたいこともまた出てきたので、それらをやりながら改めて考えたいと思います。

僕のことを真剣に考えてくれている寛さんと奥さんに、とても感謝しています。

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華やかに見えることが多いということは、その分大変な苦労もあるということ。これからが本番です。
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by nipponhike | 2011-10-03 06:59 | ■日記

2011年 10月1日(土) くもり ②

長野県環境保全研究所:「環境保全に取り組む市民大集合 2011」

仕込みから焼き上がりまで見学した後は、お昼から出張販売の手伝いです。お店から車で5分ほどのところに環境保全研究所があり、そこで行われるイベントに集まった人たちにパンやサンドイッチを販売します。お店以外での販売は初めてだそうです。

パンを並べ始めたとたんにお客さんが集まってきて、準備をしながらの慌ただしい販売が始まりました。パンやサンドイッチはあっという間に売れて、1時間も経たないうちに出張販売は終わりました。

片付けを済ませると、午後の講演会が始まるという放送が入ったので、ちょうど見に行くことが出来ました。

今回のテーマは「環境保全に取り組む市民大集合」ということで、長野県内で活動しているNPOやボランティアの方たちが、普段どのような活動をして、自然界ではどんな問題が起こっているのかを発表するものでした。特別講演として、千葉大学の教授も来ています。

講演、発表の内容は
・里山の大切さや、保全に関わる市民の取り組み。
・外来種であるアライグマに関する調査方法と結果報告。
・タカやワシなどの猛禽類から見た里山の重要性。
・中学生による、ダム開発跡地の調査発表。
・ボランティアである長野県自然保護レンジャーの活動内容の説明。

これらの詳細は省きますが、自然環境に対して様々な活動を行っている人たちが、長野県をはじめ全国に居ることを改めて感じると同時に、この方達の努力がもっと一般の人たちに伝えられる術はないか、最近はそんなことも良く考えます。

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by nipponhike | 2011-10-03 05:18 | ■見学

2011年 10月1日(土) くもり ①

石窯パンの仕込み

朝5:30に起きて、朝食をいただき6:30にお店に到着。今日の午前中は仕込みの見学をさせていただきました。

麦星では、有機農法による県内産小麦やライ麦をはじめ、塩や生地に混ぜる食材にとてもこだわり、オーストリア チロルで修得した食事パンをつくっています。

お湯を沸かしつつ室内温度を上げながら、材料の計量を行ないます。それから窯の火入れです。現在はナラの間伐材を使っていて、NPOからの仕入れを始めたばかりだそうです。

火入れの間に、生地をつくり成形します。ライ麦が入っている少し黒い生地を、均等な大きさに分けてから行うのですが、なんと両手で一つずつ、一度に2つの生地を成形する技に驚きました。パン焼きをひとりでやる場合、これが出来ないと数がつくれないそうです。

現在パンは8種類。それぞれの生地を型に乗せ、焼く準備が出来てきます。窯も2回目の火入れを終えて、残った灰や炭を窯から出します。石窯はその余熱でパンを焼き、遠赤外線がパンの内側からふっくら焼いてくれるのです。

窯の温度の様子を見ながらパンを入れていくのですが、当然温度は少しづつ下がっていきます。その時の温度に適したパンを、発酵を合わせて焼くので、今までの作業は全て窯に合わせて進めているという職人技です。

電気窯が30~40分のところを、石窯パンは10~15分で焼き上がります。香ばしい匂いがして、ふっくら焼けた大きなパンが窯から出てきます。自然の力でパンを焼く技は、素晴らしいです。

朝の6:30からお昼近くまで、ほとんど休憩はありません。その後販売をやるとなると、休める時間はないでしょう。パン屋は凄く大変な仕事です。その分、お客さんから「おいしい」という言葉を聞いた時、これ以上の至福はないと麦星の寛さんは言っていました。

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by nipponhike | 2011-10-02 18:03 | ■見学

2011年 9月30日(金) くもり のち 雨 ②

再び ベッカライ麦星へ

秋山郷から山道を越えて、飯綱高原にあるパン屋さん「ベッカライ麦星」に再びお邪魔しました。

麦星には日本海側を北上する際に一度立ち寄って、いろいろ話を伺ったり泊めさせてもらったりと、お世話になったお店です。明日の仕込みの見学やお手伝いをさせてもらうため、旅の最後にもう一度お邪魔することになりました。

そして今日の夜は、お店の近くにある「長野県環境保全研究所」の職員の方達と食事をする予定があったので、僕も参加させてもらいました。明日、研究所で行われる「環境保全講演会」のお昼時間に麦星のパンを販売するということで、前日の食事会に参加することになったようです。

飯綱高原にある「ピノキオ」というペンションで食事会がありました。ここのオーナーで皆から「園長」と呼ばれている、とても愉快でおもしろい方や、研究所の方たちと共に料理を囲む楽しい食事会になりました。

明日の講演を行う教授やNPOの方なども参加していて、詳しい話は出来ませんでしたが、自然環境への取り組みで様々な活動をされている方がいることに驚きました。明日の出張販売をするついでに、講演会を見学させてもらえるので、楽しみです。

そして、ピノキオのご飯がとてもとても美味しいんです。雰囲気もいいところなので、次は泊まりに来ようと思います。

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by nipponhike | 2011-10-02 15:36 | ■日記

2011年 9月30日(金) くもり のち 雨 ①

秋山郷へ

新潟から長野へ入る際、山奥の秘境と言われている「秋山郷(あきやまごう)」に向かいました。

大きな壁のような山々に挟まれた道を、奥へ奥へ進んで行くと秋山郷に辿り着きます。ここには阿仁マタギが来た話を聞いたのと、中学の時に「自然教室」という宿泊授業で一度だけ来たことがある懐かしい場所でもあったので、立ち寄ることにしました。

道の途中。山の木がポツポツ枯れていることに気が付きます。ナラの木が枯れているのです。先日、小国町で聞いた「ナラ枯れ」がここでも起こっていることに不安になってきました。

「秋山郷民族資料館」という、宿を経営している個人の夫婦でつくった資料館があるので、そこに行きました。昔は、冬になれば陸の孤島と言われたこの地域での厳しい暮らしを、当時の生活用品などを展示しながら伝えていき、残していく資料館でした。少しですが、クマ狩りの写真などもパネルにまとめられていました。

ここのご主人に、ナラ枯れについて聞いてみたら、現状が分かりました。原因の虫は外来種で、4~5年前から森のナラが次々に枯れるようになったそうです。以前「森の使い」と言いましたが、外来種では話が違ってきます。

海側の森林から徐々に枯れ始め、秋山郷にも近づいています。薬での保護対策があるらしいのですが、ナラの木1本につき7000~8000円もかかるので、早急にやっていくのも難しいそうです。

世界でも有数の、自然の豊かな国とされている日本ですが、様々な問題があることがわかってきました。なんとかしたいです。

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by nipponhike | 2011-10-02 08:58 | ■見学