ヒトリダチ

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2011年 9月9日(金) くもり ときどき 雨 ①

北海道空知郡南富良野町幾寅155:
林の中のカフェ工房 人来瑠(ニングル)

今いる中富良野町から1時間ほど南下したところに、料理が美味しく、ちょっと変わったカフェがあるということで行ってきました。

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道の駅「みなみふらの」の少し北にあるパーキングの近くに、小さな林があり、その林のさらに奥にカフェ「人来瑠」のお店があります。小さな看板なので、知らないと通り過ぎてしまう隠れ家のようなカフェです。

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「ニングル」とは森の妖精(こびと)という意味です。子どもたちに夢を与えたい、大切なものを残していきたいという想いからそれに相応しい場所を探し、そこの納屋を1人でカフェに改装したそうです。

奥さんと2人でつくるメニューはオムライスカレー、パスタ、じゃがいもピザ、そしてケーキもありました。僕はピザ生地がじゃがいもになっているピザを食べました。

オーナーは焼き物の経験もあり、店内には小さいオカリナや手づくり雑貨が並べられています。

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僕のことを話したら、カフェやパン屋は精神力や体力が勝負だと教えてくれ、応援してくれました。影では大変な努力と苦労がありながら、それを活き活きした笑顔で話してくれます。僕もそうなれるように頑張ります。
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by nipponhike | 2011-09-10 21:27 | ■見学

2011年 9月8日(木) 晴れ

富良野での一日

この前富良野に来た時は、大雨に降られて通過するだけになってしまったので、久々によく晴れた一日を使って、ゆっくり周辺を走ることにしました。

全体が良く見えた十勝岳などの山々、収穫時期の迫った金色の田んぼ、背丈ほどになったとうきび畑を眺めながら、「北の国から」で有名な麓郷(ろくごう)、湖の青色が綺麗な鳥沼公園などを周りました。

会社の同じ職場にいた先輩に勧められた「拾ってきた家」は発想と見た目が面白く、まだ見たことのない北の国からを勝手に想像しながら楽しみました。帰ったら見よう。
また別の先輩の、おすすめMAPに載っていた鳥沼公園もいい所でした。綺麗な芝生、緑豊かな木、綺麗な湖、ただそれだけで気持ちの良い素敵な空間になっています。

そして、今日の夜は「野良窯(のらがま)」という古民家を改装したカフェギャラリーでちょっとしたライヴがあるということで、またさんに連れて行ってもらいました。こちらの改装はまたさんの仕事です。

「TAYUTA」という東京都町田市から来た4人グループのライヴだったのですが、いろいろな民族楽器を取り入れた歌と音楽でとても盛り上がりました。でもお客が多かったわけではないです。野良窯のオーナーや店員、手相占いで有名な人、またさんと双子の1人(もう1人は熱が出た)、野良窯の大家のおばさん、あと僕の8人。これで盛り上がってしまうのだから、TAYUTAと富良野市民の力は凄いです。

ここ15年くらいで富良野には若い人が集まり、新しいことに挑戦する人が増えて活気付いてきていると、またさんが嬉しそうに話してくれました。

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鳥沼公園の湖は、今まで見たことのない綺麗な色に感動しました。
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by nipponhike | 2011-09-09 10:46 | ■日記

2011年 9月8日(木) 晴れ

北海道富良野市下御料:石窯 森のパン屋 アイム

富良野に石窯のパン屋があるということで、またさんに場所を教えてもらい行ってきました。

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富良野スキー場がある山の麓の、森の中のパン屋「アイム」。森林に囲まれた静かな場所で2年ほど前から始めたそうです。カフェスペースもあって、コーヒーやスープも用意してあります。とても陽気なおじさんとやさしい奥さんの石窯パン屋です。

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「山食パン 350円」「クリームチーズクルミパン 200円」「メロンパン 120円」。食べ応えのある生地に、やさしい味のクリームチーズとクルミが入ったパン。メロンのいい香りとしっとり柔らかい生地が美味しいメロンパンは、ファンが多そうです。食パンはお土産。
少し焦げてしまった食パンと、富良野のとうきびと牛乳でつくったコーンスープを少しくれたので、その場でつけパンをして食べたらとても美味しかったです。北海道の食材の豊かさには驚かされます。

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パン屋に行く手前の道。少し森の中に入るので、お店に行くまでも楽しくなってしまいます。
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by nipponhike | 2011-09-09 09:13 | ■見学

2011年 9月7日(水) くもり ときどき 雨

大工の「またさん」

昨日は阿寒湖から少し西に行った足寄(あしょろ)という町で一泊し、今日は富良野まで移動しました。

富良野は北海道の中心に位置し、「へそ祭り」や「富良野メロン」、素敵な景観で有名なところです。今日は、その富良野で大工をやっている「またさん」の家に泊めていただくことになりました。
これも偶然の縁というか、チェーンソーアートでお世話になった下川町の役場の人に紹介していただいた方です。

下川町を出発する際、レインウエアが無いことに気が付きました。チェーンソーアートで設営の手伝いをしている時に脱いで、そのまま放置していたのを忘れていたのですが、会場は片付られた状態。

少し焦りながら林業組合に行って聞いてみたら、役場の方にあるかもしれないということでそのまま役場へ。そこでお世話になった人に聞いてみたら、少し離れたところにあるということで、クルマで一緒に取りに行ってくれました。

クルマの中で森林事業や石窯パンの話をしている時に、富良野でカフェやパン屋などの建設を多くやっている知合いがいると紹介してくれたので、今回お邪魔することになったという経緯です。

またさんは昔の民家や納屋の材料を再利用して家やお店をつくることが出来る大工さんで、富良野にある幾つかのカフェやパン屋も建てたそうです。
昔の建物の材料を使うことで、あまりお金をかけずに、木の良さを活かした家づくり。そして何よりも、昔の木材や扉などは、今では手に入らないような高い品質のものが多く、長持ちするそうです。それには当然大工さんの腕と知識が必要ですが。

林業が成り立っていた時は、製材屋が自分の山で木をじっくり時間を掛けて育てて材をつくり、その材を職人ともいえる大工さんが加工して組み上げることで、長く住める日本家屋を建てていたことなど教えてもらいました。

そんなまたさんは奥さんと、双子でもうすぐ4才の息子2人の4人家族で、そこに僕が2日ほどお世話になることに。レインウエアのトラブルでこんな巡り合いになりました。

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またさんの家で久々にテレビを見て十津川村のことを知り、追い討ちをかけるような事態に愕然としました。
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by nipponhike | 2011-09-08 10:08 | ■日記

2011年 9月6日(火) 晴れ のち 雨 ②

北海道網走郡津別町字相生256:シゲチャンランド

旭川でお世話になった陶芸家の工藤さんに「阿寒湖に行くのであれば、ここは絶対行ってみて!」と勧められた「シゲチャンランド」に行ってきました。

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立体作家の大西重成さんが、創作と展示の場としてつくった、美術館のような公園のような、不思議な世界に入り込めるところです。元々は牧場の納屋や牛舎だっところを、大西さんが手を加え、自分の作品をつくっては展示する空間にしたそうです。

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大西さんは、いろんな場所で拾ってきた流木やガラクタを利用して作品をつくるアーティストで、ひとつひとつ見ていくとどんどん引き込まれて行きます。拾ったものがまるで生きているように思える作品は、どれも繊細で緊張感さえ感じます。中には笑みがこぼれてしまうような、愛嬌のあるものも多いです。

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半年は展示の営業、もう半年は創作活動にしています。つくる環境と時間を求めて14年前にここにやってきたそうです。今は作品が増えすぎて大変だと言っていました。

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大西さんといろいろお話していたら、結局3時間くらい居座ってしまいました。グッズの販売もあって、これがまた欲しくなってしまうものが多くて困りました。大西さんもとてもいい方で、楽しく愉快な空間でした。
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by nipponhike | 2011-09-06 20:01 | ■見学

2011年 9月6日(火) 晴れ のち 雨 ①

車両のライダーハウス

台風12号と13号に挟まれた北海道。昨日のウトロは夜から朝にかけて、激しい風が吹いて大変でしたが、テントを風の防げる場所に立てたので何とか助かりました。

雲の流れも早く、知床峠は大変な状態だと思ったので、しばらく雨であろう根室・釧路方面は諦めて、用事のある旭川の方へ向かうことにして、阿寒湖が近くにある津別町に来ました。

津別町にある「道の駅 あいおい」でも雨が横に流れるような風が吹いていました。何処で寝ようかと地図を見てみたら、なんとこの道の駅に無料のライダーハウスがあることが分かったのです。運がいい。助かった。

しかも、展示物になっている電車の車両が雑魚寝出来る状態にされていて、ちょっと面白かったです。写真は今日の朝の貴重な晴れ間。青いのが泊まれる車両で、前後にも展示車両や駅が残されています。ほんと屋根や壁はありがたい。

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by nipponhike | 2011-09-06 18:32 | ■日記

2011年 9月5日(月) 雨

新しい課題

昨日の夕方。知床自然センターの方に会うことが出来ました。そしてとても興味深い、僕が求めていたような話をしてくれたのです。

自然センターの方とは、今後のパン修行でお世話になるかもしれない長野県の石窯パン工房「ベッカライ麦星」の方の、前の職場で一緒だったという繋がりです。
大学院まで林業や動物について勉強したのち、知床自然センターに勤めるようになったのですが、僕が動物を守りたいことや森の現状を伝えていきたいことを話すと、その方が今まで勉強し、現場に身を置くことで、個人的に感じてきたことや考えていることを話してくれました。

「今の知床の環境は、動物園が逆転したような状態で、ウトロや他の集落の周りは電気の柵で囲まれていて、クマを始めとした動物の侵入を防ぎ、常に自然に対して警戒しながら暮らしている。」

「知床だけではなく、過疎化した村や集落では、人間の力より自然界の力が強くなってきていて、隙があればどんどん自然界に侵食されてしまう状況。みんな口には出さないけど、人間と自然(動物)は常に戦ってそれぞれの領域を確保してきた。それはどちらも生きるためにしてきたこと。」

「若い人の居ない集落では特に、生活の糧になる農作物を荒らす動物はどうしても武力で対抗しなくてはならない。でも今は銃を扱える人も少なくなってきている。都心に人が集まることで地方の力は弱まり、関心も薄いので、バランスは崩れる一方。そして、これから日本全体の人口が減っていくのは確実。」

「知床ではエゾシカの増殖が問題になっているけれど、10年後には北海道全体がこの問題を抱えることになるかもしれない。動物が少なくなってきているのか多くなっているのか、本当の所は誰も把握出来ていない。北海道や東北に関しては増えていると個人的には思っている。自然や動物の環境は地域によってだいぶ違ってくるので、一概に増えているのか、減っているのかは判断出来ない。それらの不確実な事については、専門家ほど簡単には口にしない。自然は人間が思っているより、とてもしたたかだと感じている。」

「動物・自然保護団体の中には、感情的になりすぎて、その場で実際に生活している人の立場を考えずに、強引なやり方をしている所もある。話合いで解決すべき世の中なのに、現場にいる末端の人を苦しめても何も生まれない。感情論で突き進むのは危険。」

など、人の暮らしと自然環境に関する現状を、現実的に、冷静に受け止めている貴重なお話を聞くことが出来ました。最後に言っていたことは「自分の中で感じ取ったことを大切にすること。」
驚きと確信。僕の中にあったモヤモヤが少し晴れると同時に、いろいろな課題も見えてきました。

僕がこの旅をしながら自然環境について感じてきたのは「何が本当で、何をすべきなのか?」という基本的で大切な部分の、明確な答えが見つけにくいということです。

最近のクジラの問題でも、絶滅寸前だという人もいれば、保護して増えすぎた影響で、小魚などの海洋生物が減り、人間の食料問題になると訴える人もいるようです。そのようなことが陸上の森林でも起きていて、クマが民家に現れるのを見て減っているという声もあれば増えているという声もあるのです。

でも、日本の林業が初めに発展した九州では、ツキノワグマが絶滅してしまったことは事実で、北海道の開拓の影響により、ニホンオオカミは絶滅し、シマフクロウが絶滅危惧種になっている現状があります。人工林が森の40%くらいを占めていて、その殆どが手付かずで、木の実がなるような状態では無いのに加え、山の機能の一つである保水力の低下による土砂崩れ、水不足の原因になっていることも分かっています。これらは全て人の手によるものです。

自然保護とは何か、人と動物の共存とは何か。

今までは森林や動物について漠然と調べていましたが、もう少し自分が思うことを整理して、勉強していく必要があるようです。
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by nipponhike | 2011-09-05 21:10 | ■見学

2011年 9月4日(日) 晴れ ときどき 雨

知床国立公園 羅臼ビジターセンター

いろいろあって、今日の夕方に自然センターの人に会うことになったので、それまでに岩尾別という無料の露天風呂に入ったり、羅臼自然ビジターセンターに行ったりと、知床の散策をしました。

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今日のお昼頃、残りの時間をどうしようかと思っていた時に、先輩から「羅臼のビジターセンターに面白い絵本があった」というメールをタイミング良くいただき、さっそく行くことにしました。

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世界遺産センターとはまた少し違った展示や説明パネルで、知床で生きてきた人たちの歴史や、ここに棲む動物の具体的な食物連鎖について、映像による知床の四季や流氷と生物の密接な関係の説明など、知床についてより知ることが出来ました。この地域は、自然と人が共存していくためのお手本になりそうな環境だなと思います。

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知床に関する本や、ヒグマを研究・保護してきた人の本、ここに棲む動物を題材にした絵本など、気になる本がたくさんありました。残念ながら、先輩から勧められた絵本はありませんでした。「絵描きになるために、リヤカーひいて旅をして羅臼にたどり着いた、本人が自分の事を絵本にしたもの」。かなり気になります。この絵本は改めて探すことにします。

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羅臼からウトロへ戻る際、また雨風に打たれながらの帰り道でしたが、もうすぐウトロという時のカーブを曲がって目の前に現れた大きな虹。良く見ると2つもあるのです。天気も変わりやすく、厳しい環境の知床ですが、その分美しい光景も多いです。
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by nipponhike | 2011-09-05 08:46 | ■見学

2011年 9月3日(土) 雨 ときどき 晴れ

標津(しべつ)まで散策

今日は知床の西側のウトロから、東側の羅臼を通り、標津まで行ってからまたウトロに戻るという、そんな一日でした。

昨日の夕方に、ベッカライ麦星の人に紹介してもらった知床自然センターの方に会う予定だったのですが、仕事が忙しくなったということで今日の夕方に変更になりました。

その間に根室まで行けるかなと思って出発したのですが、到着は出来てもゆっくり出来ないなと思ったので、途中でまた時計回りにウトロへ引き返しました。

行きは知床峠、帰りは根北峠を越えることになったのですが、山の中は激しい雨で大変でした。峠を越えると晴れていて、虹を3回も見れたのは嬉しかったです。

風が強く、雲の動きもとても早い、忙しい天気の一日でした。

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by nipponhike | 2011-09-04 07:35 | ■日記

2011年 9月2日(金) 雨

北海道斜里郡斜里町ウトロ西186-10:知床世界遺産センター

斜里から東へ移動して、知床半島に向かいます。今日は、道の駅「うとろ シリエトク」に隣接している「知床世界遺産センター」に行って来ました。


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知床は2005年に世界遺産になり、世界遺産センターでは知床の自然の豊かさや、そこに棲む動物たちについて、人が自然に触れ合う時のマナーなど、今後の人と自然の共存について考えていけるような展示物が並べられていました。

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大きい写真のパネルや、動物に似せたぬいぐるみを用いて、今まで知らなかった知床の具体的なことが説明されています。知床がヒグマ密集して生息している世界でも珍しい地域であること、ニホンオオカミの絶滅や、餌が豊富なことからエゾシカが急増していること。知床の川を登ってくるカラフトマスのこと。外来生物のハチやアライグマの問題についてなど、いろんな情報が短い時間で分かるようになっていました。

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知床半島の立体模型。このように土地の全貌が立体的に理解しやすい模型は好きです。

僕が入館した時、映像ルームで知床についての上映が始まるタイミングだったので、大自然の知床の四季の映像を運良く見ることが出来ました。15分程の編集で、最後には知床を始めとした自然界に人間が接する時のマナーも、しっかり時間を使って説明されていたのが印象的でした。
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by nipponhike | 2011-09-03 09:04 | ■見学