ヒトリダチ

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2011年 8月30日(火) 晴れ

陶芸家 工藤和彦さん宅へ

話は遡って、7月16日に長野県の「ベッカライ麦星」という、間伐材でライ麦パンを焼くパン屋さんを訪ねた時、音楽家の丸山さんという方にお会いしました。

丸山さんは音楽活動や生き方がとても情熱的な方です。被災地へ行って皆で歌う場をつくったり、オリジナルの曲を小学生と合唱したビデオを被災地に送ったり、音楽家として出来ることを積極的に行い、何よりも震災・原発に怯える子どもたちのことをとても心配している、まっすぐで心のあたたかい人です。

その丸山さんに自分のことを話したり、北海道にも行くということを言ったら、「旭川で陶芸をやっている工藤くんに会うといい。」と言われ、連絡先を教えてもらいました。

札幌に着いた時に工藤さんと連絡を取り、今回2日ほど泊めさせてもらうことになりました。今日はちょうど石川県の金沢から知り合いの方も遊びに来るということでしたが、僕はそんな中お邪魔することになりました。

今まで何の関わりも無く、バイクでフラフラ旅をしているような僕にとても良くしてくれました。金沢の方は、市内で有名な花屋さんをやっている女性の方で、庭にある草花のことや植物は奇数で成り立っていることなど、いろいろ教えてもらいました。工藤さんの焼き物に庭のアジサイや野の草花をさっと生けられて、それがあるだけで部屋の雰囲気が変わります。

工藤さんは、陶芸の世界で今注目されている方で、中国の「黄砂」が堆積した粘土を8年もかけて焼き物が出来るように工夫してきたそうです。8年。。僕が会社に勤めていたのは4年。その倍の時間をかけて土と向き合い、試行錯誤するにはものすごい精神力が必要でしょうし、時間が経つだけ様々な困難があったはずです。

そんな努力で出来た器は道具として自然なかたちをしています。薄く、手に馴染み、使いやすく、同時に研究してきた釉薬で綺麗な白が印象的な器です。奇抜なことをするのではなく、毎日の食生活に使える自然な器づくりは、日本の「食」に対しての大切な考え方も込められています。

工藤さんのお宅に2日も泊めさせていただいて、夜は美味しいバーベキュー、3人のお子さんとも一緒に卓球大会など、楽しいひと時を過ごしました。ありがとうございました。

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お昼の準備中の写真。過去につくった器に盛られた料理も美味しく、後ろには金沢の花屋さんが生けた草花があるいい空間でした。
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by nipponhike | 2011-08-31 12:08 | ■日記

2011年 8月29日(月) 晴れ

北海道旭川市神居1条21丁目88番地68号:ベッカライ麦々堂

今日は旭川まで南下して、市内で美味しいと有名なパン屋「ベッカライ麦々堂」に行ってきました。

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旭川駅から少し離れた住宅街の中に麦々堂はあります。いい雰囲気のお店の前には芝の庭があり、大きな木が一本立っています。

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飲み物は売っていませんが、入口前のカウンターのあるテラスでパンが食べられます。殆どの人は持ち帰るようですが、僕はここで戴きました。

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ライ麦を配合した生地に黒ごまが練りこまれ、表面にハチミツが塗られた「黒ごまハチミツ 260円」。ライ麦を配合した生地に甘納豆が入っている「アマナット 420円」。こしあんとモチモチ生地の「あんぱん 80円」。
ライ麦の優しい酸味とハチミツや甘納豆が合うのには驚きました。特に甘納豆は美味しかったです。海外から来たパンに、日本らしい素材が使えることがとても良いなと思いました。

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来月の営業カレンダーが載った、月刊のチラシがありました。裏にはパンの焼き上がり時間や、スタッフの紹介、ちょっとしたコラムが載っています。麦々堂のオーナーは、元グラフィックデザイナーだそうです。

住宅街に馴染んだパン屋は、みんなの暮らしの一部になっているようで良いなと思いました。山でやるか、都市でやるか、住宅街か、郊外か、どこでやるかもイメージしていきたいです。
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by nipponhike | 2011-08-29 10:14 | ■見学

2011年 8月28日(日) 晴れ ②

NPO法人 森の生活:エッセンシャルオイルづくり体験プログラム

北海道の森林のうち人工林は30%になります。その中の半分が「トドマツ」という針葉樹です。森の生活では、そのトドマツを使ったエッセンシャルオイルの開発に成功し、現在は伐採から抽出までの体験プログラムも実施されています。今日の午後からは、そのプログラムを見学させていただきました。

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こちらは下川町が所有しているトドマツの人工林。一見綺麗な森林ですが、左に比べて右側が暗いのが分かるでしょうか。右側は間伐が進んでおらず、地面に日の光が届きにくい状態にあります。こちらから伐採を行い、オイルの原料になる枝葉を取る作業をします。
間伐をした際に不要になる枝や葉を何かに活かせないかという考えから、オイルづくりに行き着いたそうです。

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レクチャーを受けながら、幹にノコギリを入れていきます。基本は谷川に倒すようですが、樹木どうしの枝の絡みや木の重心、切り倒す着地点などを考慮して、山側に倒すことになりました。木の伐採を見るのは初めてです。

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ある程度切り込みを入れたら皆で倒す方向に押します。バキバキッという幹の折れる音や、周りの枝葉に擦れる音と共に木が倒れました。すごいような嬉しいような悲しいような、複雑な思いでした。

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倒した木のてっぺんに行き、トドマツの枝葉を取って行きます。エッセンシャルオイルは、主に葉と細い枝、マツボックリから抽出出来るようです。てっぺん付近には立派なマツボックリが沢山ありました。

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収穫したトドマツの枝葉。これから抽出を行う工場に持って行き、作業準備をして今日は終了です。この原料に高温の水蒸気を当てることでマツのオイル成分を蒸気に吸着させて、それを冷やすことでオイルと蒸留水が出てきます。オイルはエッセンシャルオイル、蒸留水は化粧水として使うことが出来ます。商品名は「フプの森」。フプとはアイヌ語でトドマツのことです。
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by nipponhike | 2011-08-29 05:39 | ■見学

2011年 8月28日(日) 晴れ ①

「エゾカップ 2011」 最終日

今日がチェーンソーアート大会の最終日です。それぞれの作品がより完成度を増して、仕上げに入ります。

一本の丸太をどう活かすか、アート作品として、どのようなメッセージを込めるか。それをたった3日間、時間で言うと15時間ほどで完成させる皆さんの集中力はものすごいものでした。それだけに見ている人を魅了させる力を持っているのだと思います。

来客者には、木工や林業、農業関係の方も見えていて、北海道の森林や林業のこと、農業の今と昔の違いについてなど、お話を聞くことが出来ました。ほんの数日の滞在でしたが、移動しながらの見物よりも人との交流や発見が多いです。通り過ぎるのと留まるのでは見え方も変わってくるものだなと思った4日間でした。

今回のエゾカップの審査員に、NPOの「もりねっと」という、旭川で環境保全活動や情報発信をしている方が参加していて、少し話をすることが出来ました。そして、9月10日に行われる森ねっとのイベントに参加させて貰えることになったので、もうしばらく北海道を周ることになりそうです。

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by nipponhike | 2011-08-29 05:04 | ■日記

2011年 8月27日(土) 晴れ ③

NPO法人 森の生活:森のなかヨックル

「森の生活」では、下川町が設立した「森のなかヨックル」という宿泊コテージを、委託経営しています。

大部屋15畳、個室6畳が2つ、風呂やトイレ、キッチンや収納が付いていて、定員4名で1泊6000円以下。北海道旅行の拠点や、裏にある畑を利用した田舎暮らし体験が出来る、1ヶ月などの長期滞在も可能な宿泊施設です。

こちらの畑では「パーマカルチャー ガーデン」といって、作物の特性を活かした農法や、身体に負担を掛けない畑のつくり方などを体験しながら知ることが出来ます。
野菜と一緒にハーブを植えると虫が付きにくくなったり、水はけの悪い土壌でも畑の部分を一段高くすることで、水はけと作業性を良くしたりなど、初めて知ることが多くて面白かったです。

畑は「森の生活」の方が管理していて、宿泊者はパーマカルチャー ガーデンに触れながら、野菜や果物を自由に使うことが出来ます。

そして先日まで、原発の影響でホットスポットになっている千葉県の方なども利用していたそうです。千葉県にホットスポットがあることを知らなかったので、驚きました。

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by nipponhike | 2011-08-28 06:32 | ■見学

2011年 8月27日(土) 晴れ ②

北海道上川郡下川町幸町125番地:Shop cafe 美花夢(ビカーム)

今日のお昼はここに行こうと決めていました。僕が買ったパン屋の本にも載っていた下川町のパンカフェ「美花夢(ビカーム)」です。

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「押田牧場」を営んでいる押田家族が、牧場の牛乳や下川町の農家でつくられた食材を使って、パンや料理を提供しているアットホームなパンカフェです。

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北海道には「ハルユタカ」という幻の小麦と呼ばれているものがあります。本州でもこだわって使っているパン屋があるほどです。その小麦粉と押田牧場の牛乳を練りこんでつくられたパンやパスタ、ラザニアを食べることが出来ます。

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「韃靼そばクルミパン 450円」「クリームチーズパン 400円」「シナモンロール 150円」を買いました。見た目にもしっとりとしたパンは飲み物が無くても食べることが出来そうです。生地に練りこまれたそばの香りとクルミが合うとは意外で、一見普通のチーズパンは食べるとチーズの味と香りが楽しめます。シナモンロールもふわふわで美味しかったです。

他にもいろいろあって、ラザニアも迷いましたがやめときました。パン屋に来るといつも長い時間迷ってしまいます。
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by nipponhike | 2011-08-28 05:54 | ■見学

2011年 8月27日(土) 晴れ ①

「エゾカップ 2011」2日目

早朝は霧に包まれるような状態でしたが、9時くらいになると霧も晴れてきて、昨日より暑いくらいのいい天気になりました。エゾカップ2日目のスタートです。

1日目の時点で、すごいスピードで作品の全体像がつくられました。2日目に入り、細かな作業もあの唸るチェーンソーで仕上げていきます。一本の丸太が短時間でアート作品に変化していく過程を見れることが、チェーンソーアートの最大の魅力だと思いました。

この「エゾカップ2011」は今年が第一回目で、日本でもトップカーバーと呼ばれているようなアーティストが参加しているすごい大会だということを今日知りました。それと、ゲストで「ジェイソンさん」というアーティストが、ジェイソンの仮面を被ってチェーンソーで初音ミクを掘っています。有名な彫刻家のようです。

主催者は下川町森林組合に勤務されている、チェーンソーアートで数々の賞を受賞している方です。下川町と森林組合、アーティスト間の繋がりで実現したこのイベントは、今後も行われるようです。

僕が休憩している時、この大会を見にきていたおじいさんが声をかけてくれて下川町について話してくれました。この地域一帯は林業や鉱山で栄えていたことや、北海道の林業ではトドマツやカラマツが主に扱われていたこと。戦争が終わった直後は横浜から多くの人が移住していたこと。仕事中ヒグマに遭遇した時のことなど、いろいろ教えてくださいました。

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by nipponhike | 2011-08-27 20:48 | ■日記

2011年 8月26日(金) 晴れ ときどき 雨

「エゾカップ 2011」開催

チェーンソーアート大会が本日からスタートしました。全国から集まった9人のアーティストが3日間掛けて大作をつくります。

3m以上ある、下川町の森のトドマツをチェーンソーで彫刻のように掘っていきます。朝9:00のスタートで一斉にエンジン音が鳴り響く雰囲気は、バイクのレース会場に居るようでわくわくしました。

大木を立てて掘る人、横にする人、2つに分ける人、それぞれどんな作品になるか楽しみです。

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by nipponhike | 2011-08-26 18:21 | ■日記

2011年 8月25日(木) くもり のち 晴れ ②

チェーンソーアート大会

下川町では、明日からの金、土、日の3日間で大きな丸太からチェーンソーで作品をつくりだす「チェーンソーアート大会」が行われるということで、午後から設営の手伝いをしました。

チェーンソーアートを間近で見ることなんてなかなか無いのと、全国から来るチェーンソーの使い手さんなら木や森林にも詳しい人が多いはずと思い、日曜日までお手伝いしながら、いろいろとお話を伺うことにしました。

今後の日程を考えると、日に日に寒くなっていくのが心配ではありますが、ここは頑張ってみたいと思います。

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by nipponhike | 2011-08-25 22:57 | ■日記

2011年 8月25日(木) くもり のち 晴れ ①

北海道上川郡下川町南町444-2:NPO法人 森の生活

旭川から再び北上して、林業や木育に力を入れている「下川町」にあるNPO法人「森の生活」にお邪魔しました。

「森の生活」では、森に関わる持続可能なライフスタイルを広めるために、間伐材の枝葉でのエッセンシャルオイルづくりや、林業体験プログラム、森林療法など、様々な活動を行なっています。
今日は町内の小学3年生を対象にした「森林環境教育」のプログラムに参加させていただきました。

下川町では小・中・高の各学年で年に一回、「森林環境教育」という授業がカリキュラムにあり、幼稚園では月に一回行われているそうです。その授業を森の生活が請負っています。
この町は「循環型林業」にも力を入れていて、下川町には「FSC認証の森」という、森の循環が上手く出来ていると認められた森林があります。今日はその森の入り口での授業です。

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今日の授業は5つの班に別れて、それぞれ配られた葉っぱがどの木のものかを探し、ヒントが書かれた用紙から名前を見つけて、最後は木のネームプレートをつくってその木の特徴を各班ごとに発表するという内容のものでした。

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うちの2班はわんぱく揃いです。何処かへ消えたと思ったらドングリやキノコに夢中になってます。僕もドングリ大好きだったので良くわかります。キノコも楽しいよね。でもみんな、今はその手に持っている葉っぱの木、探そうよ~。

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何とか木を見つけ、配られたワークシートに特徴などを書き、最後にネームプレートの作成です。2班の木は「イタヤカエデ」、僕も入れて6人ということで、みんなで1文字ずつ書くことに。そして僕が最後の「デ」、しかも白で書いてと言われた。嫌な予感がしていたけど、やっぱり最後は文字のスペースが無かった。そして木もほとんど白い。。小学生と居るとおもしろいですね。

そんなこんなで発表も終わり、みんな元気にバスで学校へ帰って行きました。大人も子どもも一緒になって森の中で遊ぶことは、木育としてとても大切なことだなと気付かされた授業でした。ありがとうございました。
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by nipponhike | 2011-08-25 22:24 | ■見学