ヒトリダチ

カテゴリ:■見学( 95 )

2011年 9月8日(木) 晴れ

北海道富良野市下御料:石窯 森のパン屋 アイム

富良野に石窯のパン屋があるということで、またさんに場所を教えてもらい行ってきました。

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富良野スキー場がある山の麓の、森の中のパン屋「アイム」。森林に囲まれた静かな場所で2年ほど前から始めたそうです。カフェスペースもあって、コーヒーやスープも用意してあります。とても陽気なおじさんとやさしい奥さんの石窯パン屋です。

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「山食パン 350円」「クリームチーズクルミパン 200円」「メロンパン 120円」。食べ応えのある生地に、やさしい味のクリームチーズとクルミが入ったパン。メロンのいい香りとしっとり柔らかい生地が美味しいメロンパンは、ファンが多そうです。食パンはお土産。
少し焦げてしまった食パンと、富良野のとうきびと牛乳でつくったコーンスープを少しくれたので、その場でつけパンをして食べたらとても美味しかったです。北海道の食材の豊かさには驚かされます。

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パン屋に行く手前の道。少し森の中に入るので、お店に行くまでも楽しくなってしまいます。
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by nipponhike | 2011-09-09 09:13 | ■見学

2011年 9月6日(火) 晴れ のち 雨 ②

北海道網走郡津別町字相生256:シゲチャンランド

旭川でお世話になった陶芸家の工藤さんに「阿寒湖に行くのであれば、ここは絶対行ってみて!」と勧められた「シゲチャンランド」に行ってきました。

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立体作家の大西重成さんが、創作と展示の場としてつくった、美術館のような公園のような、不思議な世界に入り込めるところです。元々は牧場の納屋や牛舎だっところを、大西さんが手を加え、自分の作品をつくっては展示する空間にしたそうです。

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大西さんは、いろんな場所で拾ってきた流木やガラクタを利用して作品をつくるアーティストで、ひとつひとつ見ていくとどんどん引き込まれて行きます。拾ったものがまるで生きているように思える作品は、どれも繊細で緊張感さえ感じます。中には笑みがこぼれてしまうような、愛嬌のあるものも多いです。

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半年は展示の営業、もう半年は創作活動にしています。つくる環境と時間を求めて14年前にここにやってきたそうです。今は作品が増えすぎて大変だと言っていました。

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大西さんといろいろお話していたら、結局3時間くらい居座ってしまいました。グッズの販売もあって、これがまた欲しくなってしまうものが多くて困りました。大西さんもとてもいい方で、楽しく愉快な空間でした。
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by nipponhike | 2011-09-06 20:01 | ■見学

2011年 9月5日(月) 雨

新しい課題

昨日の夕方。知床自然センターの方に会うことが出来ました。そしてとても興味深い、僕が求めていたような話をしてくれたのです。

自然センターの方とは、今後のパン修行でお世話になるかもしれない長野県の石窯パン工房「ベッカライ麦星」の方の、前の職場で一緒だったという繋がりです。
大学院まで林業や動物について勉強したのち、知床自然センターに勤めるようになったのですが、僕が動物を守りたいことや森の現状を伝えていきたいことを話すと、その方が今まで勉強し、現場に身を置くことで、個人的に感じてきたことや考えていることを話してくれました。

「今の知床の環境は、動物園が逆転したような状態で、ウトロや他の集落の周りは電気の柵で囲まれていて、クマを始めとした動物の侵入を防ぎ、常に自然に対して警戒しながら暮らしている。」

「知床だけではなく、過疎化した村や集落では、人間の力より自然界の力が強くなってきていて、隙があればどんどん自然界に侵食されてしまう状況。みんな口には出さないけど、人間と自然(動物)は常に戦ってそれぞれの領域を確保してきた。それはどちらも生きるためにしてきたこと。」

「若い人の居ない集落では特に、生活の糧になる農作物を荒らす動物はどうしても武力で対抗しなくてはならない。でも今は銃を扱える人も少なくなってきている。都心に人が集まることで地方の力は弱まり、関心も薄いので、バランスは崩れる一方。そして、これから日本全体の人口が減っていくのは確実。」

「知床ではエゾシカの増殖が問題になっているけれど、10年後には北海道全体がこの問題を抱えることになるかもしれない。動物が少なくなってきているのか多くなっているのか、本当の所は誰も把握出来ていない。北海道や東北に関しては増えていると個人的には思っている。自然や動物の環境は地域によってだいぶ違ってくるので、一概に増えているのか、減っているのかは判断出来ない。それらの不確実な事については、専門家ほど簡単には口にしない。自然は人間が思っているより、とてもしたたかだと感じている。」

「動物・自然保護団体の中には、感情的になりすぎて、その場で実際に生活している人の立場を考えずに、強引なやり方をしている所もある。話合いで解決すべき世の中なのに、現場にいる末端の人を苦しめても何も生まれない。感情論で突き進むのは危険。」

など、人の暮らしと自然環境に関する現状を、現実的に、冷静に受け止めている貴重なお話を聞くことが出来ました。最後に言っていたことは「自分の中で感じ取ったことを大切にすること。」
驚きと確信。僕の中にあったモヤモヤが少し晴れると同時に、いろいろな課題も見えてきました。

僕がこの旅をしながら自然環境について感じてきたのは「何が本当で、何をすべきなのか?」という基本的で大切な部分の、明確な答えが見つけにくいということです。

最近のクジラの問題でも、絶滅寸前だという人もいれば、保護して増えすぎた影響で、小魚などの海洋生物が減り、人間の食料問題になると訴える人もいるようです。そのようなことが陸上の森林でも起きていて、クマが民家に現れるのを見て減っているという声もあれば増えているという声もあるのです。

でも、日本の林業が初めに発展した九州では、ツキノワグマが絶滅してしまったことは事実で、北海道の開拓の影響により、ニホンオオカミは絶滅し、シマフクロウが絶滅危惧種になっている現状があります。人工林が森の40%くらいを占めていて、その殆どが手付かずで、木の実がなるような状態では無いのに加え、山の機能の一つである保水力の低下による土砂崩れ、水不足の原因になっていることも分かっています。これらは全て人の手によるものです。

自然保護とは何か、人と動物の共存とは何か。

今までは森林や動物について漠然と調べていましたが、もう少し自分が思うことを整理して、勉強していく必要があるようです。
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by nipponhike | 2011-09-05 21:10 | ■見学

2011年 9月4日(日) 晴れ ときどき 雨

知床国立公園 羅臼ビジターセンター

いろいろあって、今日の夕方に自然センターの人に会うことになったので、それまでに岩尾別という無料の露天風呂に入ったり、羅臼自然ビジターセンターに行ったりと、知床の散策をしました。

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今日のお昼頃、残りの時間をどうしようかと思っていた時に、先輩から「羅臼のビジターセンターに面白い絵本があった」というメールをタイミング良くいただき、さっそく行くことにしました。

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世界遺産センターとはまた少し違った展示や説明パネルで、知床で生きてきた人たちの歴史や、ここに棲む動物の具体的な食物連鎖について、映像による知床の四季や流氷と生物の密接な関係の説明など、知床についてより知ることが出来ました。この地域は、自然と人が共存していくためのお手本になりそうな環境だなと思います。

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知床に関する本や、ヒグマを研究・保護してきた人の本、ここに棲む動物を題材にした絵本など、気になる本がたくさんありました。残念ながら、先輩から勧められた絵本はありませんでした。「絵描きになるために、リヤカーひいて旅をして羅臼にたどり着いた、本人が自分の事を絵本にしたもの」。かなり気になります。この絵本は改めて探すことにします。

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羅臼からウトロへ戻る際、また雨風に打たれながらの帰り道でしたが、もうすぐウトロという時のカーブを曲がって目の前に現れた大きな虹。良く見ると2つもあるのです。天気も変わりやすく、厳しい環境の知床ですが、その分美しい光景も多いです。
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by nipponhike | 2011-09-05 08:46 | ■見学

2011年 9月2日(金) 雨

北海道斜里郡斜里町ウトロ西186-10:知床世界遺産センター

斜里から東へ移動して、知床半島に向かいます。今日は、道の駅「うとろ シリエトク」に隣接している「知床世界遺産センター」に行って来ました。


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知床は2005年に世界遺産になり、世界遺産センターでは知床の自然の豊かさや、そこに棲む動物たちについて、人が自然に触れ合う時のマナーなど、今後の人と自然の共存について考えていけるような展示物が並べられていました。

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大きい写真のパネルや、動物に似せたぬいぐるみを用いて、今まで知らなかった知床の具体的なことが説明されています。知床がヒグマ密集して生息している世界でも珍しい地域であること、ニホンオオカミの絶滅や、餌が豊富なことからエゾシカが急増していること。知床の川を登ってくるカラフトマスのこと。外来生物のハチやアライグマの問題についてなど、いろんな情報が短い時間で分かるようになっていました。

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知床半島の立体模型。このように土地の全貌が立体的に理解しやすい模型は好きです。

僕が入館した時、映像ルームで知床についての上映が始まるタイミングだったので、大自然の知床の四季の映像を運良く見ることが出来ました。15分程の編集で、最後には知床を始めとした自然界に人間が接する時のマナーも、しっかり時間を使って説明されていたのが印象的でした。
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by nipponhike | 2011-09-03 09:04 | ■見学

2011年 8月31日(水) くもり

北海道常呂郡置戸町字置戸439番地の4:
オケクラフトセンター 森林工芸館

工藤さんのお宅はお昼を戴いてから出発しました。今日は網走方面の東へ進んで「置戸町(おけとちょう)」に向かいました。

置戸町には、「オケクラフト」という北海道産の木を使ったお皿、カップ、カトラリーなどの小物製品をつくっている木工ブランドがあり、木工職人さんたちが集まっています。

オケクラフトのことは以前から知っていて、僕は木の湯呑みを注文したことがあります。あたたかい丸みのある湯呑みが家に届いた時はとても嬉しくて、北海道に来たら立ち寄ろうと決めていました。

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「オケクラフト」は置戸町にある幾つかの工房が集まってものづくりを行なっていて、僕が注文したところは「工房優木(こうぼうゆうき)」。残念ながら今日は閉まっていましたが、自分の湯呑みがここから送られて来たのだと思うと、何だか嬉しくなりました。

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町内にある「森林工芸館」では、オケクラフトに携わっているそれぞれの工房の製品を見ることが出来ます。

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優しいかたちで、丁寧な仕上げがされている木の器をはじめ、まな板やトレイ、おたまや炒めへらなど、 毎日の食卓が楽しくなるようなものが並んでいました。土の器とも相性が良さそうです。

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こちらが「工房優木」の器。他にも大きいお皿や湯呑み、コーヒーカップなどもつくっています。木目がとても綺麗なんです。
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by nipponhike | 2011-09-01 06:03 | ■見学

2011年 8月29日(月) 晴れ

北海道旭川市神居1条21丁目88番地68号:ベッカライ麦々堂

今日は旭川まで南下して、市内で美味しいと有名なパン屋「ベッカライ麦々堂」に行ってきました。

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旭川駅から少し離れた住宅街の中に麦々堂はあります。いい雰囲気のお店の前には芝の庭があり、大きな木が一本立っています。

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飲み物は売っていませんが、入口前のカウンターのあるテラスでパンが食べられます。殆どの人は持ち帰るようですが、僕はここで戴きました。

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ライ麦を配合した生地に黒ごまが練りこまれ、表面にハチミツが塗られた「黒ごまハチミツ 260円」。ライ麦を配合した生地に甘納豆が入っている「アマナット 420円」。こしあんとモチモチ生地の「あんぱん 80円」。
ライ麦の優しい酸味とハチミツや甘納豆が合うのには驚きました。特に甘納豆は美味しかったです。海外から来たパンに、日本らしい素材が使えることがとても良いなと思いました。

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来月の営業カレンダーが載った、月刊のチラシがありました。裏にはパンの焼き上がり時間や、スタッフの紹介、ちょっとしたコラムが載っています。麦々堂のオーナーは、元グラフィックデザイナーだそうです。

住宅街に馴染んだパン屋は、みんなの暮らしの一部になっているようで良いなと思いました。山でやるか、都市でやるか、住宅街か、郊外か、どこでやるかもイメージしていきたいです。
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by nipponhike | 2011-08-29 10:14 | ■見学

2011年 8月28日(日) 晴れ ②

NPO法人 森の生活:エッセンシャルオイルづくり体験プログラム

北海道の森林のうち人工林は30%になります。その中の半分が「トドマツ」という針葉樹です。森の生活では、そのトドマツを使ったエッセンシャルオイルの開発に成功し、現在は伐採から抽出までの体験プログラムも実施されています。今日の午後からは、そのプログラムを見学させていただきました。

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こちらは下川町が所有しているトドマツの人工林。一見綺麗な森林ですが、左に比べて右側が暗いのが分かるでしょうか。右側は間伐が進んでおらず、地面に日の光が届きにくい状態にあります。こちらから伐採を行い、オイルの原料になる枝葉を取る作業をします。
間伐をした際に不要になる枝や葉を何かに活かせないかという考えから、オイルづくりに行き着いたそうです。

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レクチャーを受けながら、幹にノコギリを入れていきます。基本は谷川に倒すようですが、樹木どうしの枝の絡みや木の重心、切り倒す着地点などを考慮して、山側に倒すことになりました。木の伐採を見るのは初めてです。

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ある程度切り込みを入れたら皆で倒す方向に押します。バキバキッという幹の折れる音や、周りの枝葉に擦れる音と共に木が倒れました。すごいような嬉しいような悲しいような、複雑な思いでした。

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倒した木のてっぺんに行き、トドマツの枝葉を取って行きます。エッセンシャルオイルは、主に葉と細い枝、マツボックリから抽出出来るようです。てっぺん付近には立派なマツボックリが沢山ありました。

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収穫したトドマツの枝葉。これから抽出を行う工場に持って行き、作業準備をして今日は終了です。この原料に高温の水蒸気を当てることでマツのオイル成分を蒸気に吸着させて、それを冷やすことでオイルと蒸留水が出てきます。オイルはエッセンシャルオイル、蒸留水は化粧水として使うことが出来ます。商品名は「フプの森」。フプとはアイヌ語でトドマツのことです。
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by nipponhike | 2011-08-29 05:39 | ■見学

2011年 8月27日(土) 晴れ ③

NPO法人 森の生活:森のなかヨックル

「森の生活」では、下川町が設立した「森のなかヨックル」という宿泊コテージを、委託経営しています。

大部屋15畳、個室6畳が2つ、風呂やトイレ、キッチンや収納が付いていて、定員4名で1泊6000円以下。北海道旅行の拠点や、裏にある畑を利用した田舎暮らし体験が出来る、1ヶ月などの長期滞在も可能な宿泊施設です。

こちらの畑では「パーマカルチャー ガーデン」といって、作物の特性を活かした農法や、身体に負担を掛けない畑のつくり方などを体験しながら知ることが出来ます。
野菜と一緒にハーブを植えると虫が付きにくくなったり、水はけの悪い土壌でも畑の部分を一段高くすることで、水はけと作業性を良くしたりなど、初めて知ることが多くて面白かったです。

畑は「森の生活」の方が管理していて、宿泊者はパーマカルチャー ガーデンに触れながら、野菜や果物を自由に使うことが出来ます。

そして先日まで、原発の影響でホットスポットになっている千葉県の方なども利用していたそうです。千葉県にホットスポットがあることを知らなかったので、驚きました。

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by nipponhike | 2011-08-28 06:32 | ■見学

2011年 8月27日(土) 晴れ ②

北海道上川郡下川町幸町125番地:Shop cafe 美花夢(ビカーム)

今日のお昼はここに行こうと決めていました。僕が買ったパン屋の本にも載っていた下川町のパンカフェ「美花夢(ビカーム)」です。

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「押田牧場」を営んでいる押田家族が、牧場の牛乳や下川町の農家でつくられた食材を使って、パンや料理を提供しているアットホームなパンカフェです。

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北海道には「ハルユタカ」という幻の小麦と呼ばれているものがあります。本州でもこだわって使っているパン屋があるほどです。その小麦粉と押田牧場の牛乳を練りこんでつくられたパンやパスタ、ラザニアを食べることが出来ます。

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「韃靼そばクルミパン 450円」「クリームチーズパン 400円」「シナモンロール 150円」を買いました。見た目にもしっとりとしたパンは飲み物が無くても食べることが出来そうです。生地に練りこまれたそばの香りとクルミが合うとは意外で、一見普通のチーズパンは食べるとチーズの味と香りが楽しめます。シナモンロールもふわふわで美味しかったです。

他にもいろいろあって、ラザニアも迷いましたがやめときました。パン屋に来るといつも長い時間迷ってしまいます。
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by nipponhike | 2011-08-28 05:54 | ■見学