ヒトリダチ

カテゴリ:■見学( 95 )

2014年 10月24日(金) 晴れ

薪窯見学 パン・ド・ナル

千葉県茂原市にあるパンや「パン・ド・ナル」さんにお邪魔して、手づくりの薪窯を見せていただきました。

お店のある茂原市は、横浜からみると反対側の海寄りになるので少し遠いイメージでしたが、高速道路で移動してアクアラインを利用すると、した道を入れても1時間半で到着できました。

田園風景の静かなところで、少し起伏した一画にお店があります。

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パン・ド・ナルさんには前々から行きたいと思っていて、急に時間が出来たので前日に電話してみると、快く承諾してくださりました。
僕がお邪魔した時にはご主人は居ませんでしたが、前日に電話対応してくれた奥さんが販売に立っていて、どうぞどうぞと製造室に入らせてくれました。

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もともとはガレージだった建物を改装してつくったお店に、3カ月かけてつくりあげた石窯の総重量は15tほどと、かなりの重さになります。それだけにコンクリートの基礎も鉄筋を使い、しっかりとつくってあるようでした。
窯の鉄製の扉や、入り口の看板などは愛知県の鉄の工芸家の方に作製を依頼したそうです。機能的ながら、こだわりのつくりこみが素敵なものでした。

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扉の中も見せていただきました。1m四方くらいの空間が耐火レンガでつくられています。上面はアーチになっていて、カマボコ型です。奥の壁に煙突への排気口がつくられてました。

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扉の上方に取っ手がついています。これは奥の煙突にある蓋とつながっていて、取っ手部分を押したり引いたりすることで、空気や熱を流したり止めたりすることができるようです。
火を焚いている時は蓋を開けることで、燃焼効率を上げながら排気を促し、パンを焼く時は熱が逃げないように蓋を閉じるなど、排煙と保温の調節が可能になっています。

さらに上には小さめの煙突がありますが、これは扉から漏れてしまう煙を部屋の外へ逃がす為のものです。これによって、部屋の壁や天井がススだらけになってしまうのを防ぐことができます。

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窯の下部分にある扉は、焚き火の際の吸気口として、更に灰や炭を落とすスペースとして機能するようです。
吸気の扉は、開ける大きさを3段階にでき、空気の量(速度)を調節できるようになっていました。
上の扉を開けると、床面に蓋があります。それを外すと口があり、下のスペースに灰を落とすことができ、そして吸気の入り口にもなっているということです。

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メインの煙突は、お店の手前に出てきます。その煙突を囲うようにレンガが積まれていて、下には植物を植えられるスペースもつくられています。お店の正面にレンガづくりのものがあることで、雰囲気がとても良いです。

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お店の前には、薪が積まれていました。これらは近所の方々から戴いているそうで、取りに行くのが追いつかないくらいだとおっしゃっていました。
その地域でもらった木でパンを焼いて、お礼をパンでお返しする。そんなご近所付き合いもいいですね。

前日に電話はしたものの、急な訪問にも関わらず、親切に対応してくださった奥さんに感謝いたします。ご主人がいる時に行けば、もっと詳しく説明していただけるということなので、また機会を伺ってお邪魔したいと考えています。

本格的な石窯を自分でつくりたいと思った時、まず専門的な本がなかなか見つからないことに気が付きます。そんなこともあって、実際にお店で使っているものを見せていただけることはとても勉強になりました。特に吸気と排煙、保温に関して、設計の段階でとても良く考えられていることがわかり、つくり手の創意工夫に感動しました。
30分ほどお邪魔してしまいましたが、とても楽しく、そして今後の励みになりました。また一歩か半歩か、前進できたと思います。ありがとうございました。
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by nipponhike | 2014-10-28 12:36 | ■見学

2013年 11月6日(水) 晴れ

道志ボランティアいって来ました

今日で3回目になる参加です。
前回、前々回は雨や台風で中止になってしまったので、少し間が空きました。

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今年の作業は、今回を含めてあと2回。次回は参加できないので、僕には今年最後の間伐作業です。

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伐倒予定の木も残りわずか。森の中は明るくて気持ちがいいです。
僕の班では、良いペースで作業が進み、午前と午後を合わせて20本も伐ることが出来ました。

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直径15㎝くらいのヒノキの「受け口」を伐ったところ。綺麗に出来たのが嬉しくて、家に持って帰りました。部屋ではヒノキのよい香りがしてます。

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今日の楽しみ。お昼は自分のパンを持っていきました。
ライ麦パンと、グラノーラ入りカンパーニュ。不出来だけど、森で食べると美味しいし、楽しい。

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道志村、御殿場あたりはすっかり紅葉シーズンです。
全体の間伐数は56本。涼しい秋晴れの中、参加者50人弱でいい汗かきました。
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by nipponhike | 2013-11-08 09:26 | ■見学

2013年 9月30日(月) 晴れ

朝日地球環境フォーラム その2

フォーラム最後の1時間は、元サッカー日本代表の中田秀寿のトークショーでした。

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テーマは「つなぐ 日本を旅して」

現在、財団法人TAKE ACTION FOUNDATIONを設立し、“楽しんで参加したことが社会貢献になるしくみづくり”を目的とした活動を行なっている中田秀寿。
そんな中で、日本全国を自ら周り、それぞれの土地にある伝統工芸・技術・文化・食などに出会い、情報発信をしていることもあり、今回はその旅で得たことや出会った人、日本の素晴らしさについての話をしてくれました。

サッカーで海外生活の長かった中田は、日本について何も知らない自分がいることに気がつき、プロを引退してから全国を見て周ろうと沖縄の波照間島からスタートし、5年目になってようやく秋田まで北上してきたようです。

「伝統工芸でも何でも、見るだけで話を聞くのと、実際の作業を体験しながら聞くのとでは全然違う。その土地に息づく文化や職人さんたちの人生に少しでも触れることが出来たらと思いながら、体験させてもらっている。」そのような話が印象的で、とても共感できるものがありました。

「本やインターネットで得た知識や情報で、分かったようになってしまうのは嫌。その土地に行ってそこで暮らしている人に出会い、そこにある宿に泊まり、その土地のものを食べる。そういうことが大切。」そんなことも言ってました。

今後も旅は継続されるようで、現在2週目を考え中だとか。
「この旅で発見した伝統工芸や食などを、日本だけでなく世界に拡げていきたい。自分はそれらをつくりだすことが出来ないけれど、日本の素晴らしさを世界中の人に知ってもらうことがぼくの役割であると感じている。」
旅の話を聞いてると、自分が日本を周って、いろいろな人に出会って、経験して、助けられたことを思い出しました。

地球環境フォーラムは1日目だけの参加でしたが、自分のやりたい事を再確認する事もできました。来て良かったです。
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by nipponhike | 2013-10-03 04:32 | ■見学

2013年 9月30日(月) 晴れ

朝日地球環境フォーラム2013 その1

年々悪化していく地球環境のこれからについて考える国際シンポジウム「朝日地球環境フォーラム2013」に行ってきました。

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場所は帝国ホテル。名前は知っていたけれど、、、有楽町にあったんだ。こんなことが無ければ来なかったと思うので、良い思い出になりました。

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開催6回目となるフォーラムの今年のテーマは「美しい星 つながる未来」。9/30(月)・10/1(火)で行われた1日目は、主に地球温暖化の現状とそれによる環境や人への影響を、海外で政策活動や研究をしている専門家が発表、議論していくものでした。

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18世紀半ばから始まった産業革命以降、地球全体の気温や二酸化炭素の量は増え続け、人口も70億人と増加していく中、このままの生活を続けると、100年後、つまり自分たちの孫の世代が暮らす頃には最悪な状況になってしまう。
このようなことを、グラフや世界地図にサーモグラフィーをかけたような図などで説明していました。そして今やらなければ間に合わない、と。
しかしいろいろな対策を講じるも、気温上昇やそれによる環境の悪化は止まらず、現状を何とかしたいと研究を続け模索し、なるべく多くの人に今の危機を呼びかけていました。

「世界規模でパラダイムシフトが必要な今、一番大切なのは一人ひとりが高い意識を持っていくこと。そしてそれには“愛”が不可欠だ。」
こんなコメントが印象的でした。
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by nipponhike | 2013-10-02 22:23 | ■見学

2013年 9月25日(水) 晴れ

またいって来ました。間伐ボランティア。

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台風20号が接近する曇り空の中で作業が出来るかどうか、とりあえず現地に行ってみるということで、参加者64人はバスで道志村へ向かいました。
結局、前日の夜に降った雨の影響で足元が滑りやすく危険との判断から、今日は作業自体は中止とし、今年の間伐の成果をみんなで見てまわることになりました。

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水とカッパを持って、今回の作業班だった人たちと今年の間伐区画を見ながら歩きました。森の中は明るく、区画内には綺麗な川も流れていて、ちょっとした森林浴のようで楽しいです。雨はあまり好きではないけど、雨の中の森歩きはキラキラしていて、太陽が出てないのに不思議と明るいところが好きです。

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今年度の作業もあと3回くらいで終わりなこともあり、どの区画もあと少しで完了しそうです。
伐られた木は2mか4mに切り分けて、斜面に対して横向きに、立木や切株に引っ掛けるように置きます。これは木が勝手に斜面をずり落ちて行かないようにするためです。

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ここは区画を移動する時に通った森。整備してから時間が経っているので、下には低い木や草が生えていて綺麗でした。林道が近くにあるため、伐った木は運ばれてすっきりしています。

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お昼には拠点の体育館にもどり休憩。
ご飯を食べてから、座学のようなことをやりました。今年の伐った木がだいたいどのくらいの量になるのかといった計算や、現在の木の市場価格の低さについての話など、少し林業の世界に触れることが出来たような気がしました。
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by nipponhike | 2013-09-26 16:00 | ■見学

2013年 9月8日(日) くもり のち 雨

水源林間伐ボランティア

横浜に拠点を置いているNPOの、森林間伐ボランティアに参加してきました。

「NPO法人道志水源林ボランティアの会」は、横浜市水道局と協働して、山梨県道志村の人工林を間伐する活動を実施しています。
JR関内駅前に7:50集合。バス2台で東名高速などを移動し、10時前には道志村に着いたと思います。今にも雨が降りそうな天気の中での作業になりました。

道志村に流れる道志川は、古くから横浜市の水源として利用されてきたものです。ここの水は、昔の船乗りから「赤道を越えても腐らない水」と言われるほど、大変純度が高い水として重宝されていたようです。
そんな名水を守るため、近年荒れてきた森を4月~11月の間に、月2回くらいのペースでボランティアによる間伐作業が行われています。

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今回の参加者は67名。6班に別れて、インストラクターの方の指示に従い、それぞれの区画で作業をします。あらかじめ印の付けられた木を、伐る順番や倒す方向など考慮しノコギリで伐っていきます。手ノコは力と慣れの居る作業ですが、僕のような初心者が参加しても安全に作業出来るところが良いです。

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木を倒す時は、二手に別れて行います。一方は木を伐る役目、もう一方は木に繋いでいたロープを引っ張ることで、安全で確実な倒木作業にするためです。
ロープ設置の際は、滑車を使い一度折り返すことで、倒木方向に人が居ない状態にします。

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木を倒したら、枝を全て落としていきます。そして、4メートルくらいに伐り分けて、崩れない場所に運んで並べます。
木を伐った時に出る「フィトンチッド」という成分の香りが、とても爽やかで心地よいものでした。

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お昼はそれぞれの班ごとに現場で食べます。山で働きながらみんなで食べるご飯はおいしい。登山の時とはまたちょっと違った雰囲気です。
ベテランのボランティアやインストラクターの方が、作業中に気を付けることやノコギリの使い方、蜂が来た時の対処法など、休憩中にいろいろ教えてくれました。

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伐ってから時間の経っている切株の周りには、日の光が届いたおかげで小さな葉やコケが生えてきていました。僕の居た2班の間伐は、途中ちょっとしたトラブルもあり6本になりました。なんとなく、その場の風通しが良くなったような感じが気持ち良かったです。

全体の間伐数は113本。15時頃に撤収しはじめ、18時過ぎに横浜駅に到着し解散となりました。
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by nipponhike | 2013-09-13 19:35 | ■見学

2013年 8月21日(水) 晴れ

最近行ったパン屋とカフェ

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ブーランジェリー 「麻や」
静岡県は浜松の、とても人気のあるパン屋さん。市外から予約して来るひとも居るとか。ぼくが行ったときは運良くパンは揃ってました。
あんぱんなどの小さいものから惣菜系、パイ生地にフルーツを乗せたもの、自家製酵母のずっしりしたものまで、幅広くつくっているお店でした。売り場は小さめですが、店員さんも含めて良い雰囲気です。
パンもそれぞれ味がしっかりしていて美味しかったです。

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西荻窪 古民家カフェ 「Regendo(りげんどう)」
小さな中庭がある古民家が、ゆったり落ち着けるカフェになっていました。その日のランチは和食を基本に、繊細な創作料理というのでしょうか、食べる前に見る人を楽しませてくれるようなものでした。
残念ながらランチを頼まなかったので、詳しくはわかりませんが、コーヒーは苦味の美味しいすっきりしたものでした。
作家さんの器や小物なども置いてあり、また行きたいカフェのひとつになりました。中の写真を撮って無いことがとても残念。

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大阪の天然酵母パン 「世界」
先日、大阪にフィギュアスケートを観に行った時に立ち寄ったパン屋さんです。天然酵母パンが並び、一般的な小さなパンも揃っている、住宅街にあるお店でした。
夕方に行ったので種類が少かったですが、カンパーニュやレーズンくるみ、ライ麦のパンなどを買えたので良かったです。種類が豊富な分、昼間はいろんな人がきて賑わってるんだろうなと想像出来ました。
カンパーニュは程よい酸味で美味しかったです。

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神奈川県伊勢原市 「ムール ア・ラ ムール」
このお店は自ら製粉工場を持ち、石臼で挽きたてのものを使用しています。しかも「湘南小麦」という、神奈川県内の契約農家が栽培しているこだわりの小麦を使っています。ここも種類を多く揃えており、ぼくが始めて来た時は15時過ぎで完売閉店していました(閉店は確か19時)。なので今回で2回目。
とにかくバゲットが美味しいです。全粒粉も入っていて、食べた時の香りも強く、バゲット好きにはおすすめします。

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箱根のパン屋 「麦師(むぎし)」
箱根湯本の近くにある和風な構えのお店。実はここも、ムール ア・ラ ムールと同じ湘南小麦でパンを焼いています。
麦師とムール ア・ラ ムール、そしてぼくの家の近くのブーランジェリー マナベというパン屋さんは繋がりがあるようで(修行もとが一緒?)、それぞれが湘南小麦で美味しいパンをつくっています。やっぱりバゲットのようなシンプルなパンの美味しさが目立ちます。

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神奈川県厚木市 「Happy Cafe 食堂」
お店の前にあるオレンジ色のワーゲンバスが目印。油の使用を抑えたスパイシーカレーと、豆乳のドリアが人気のカフェ。
七沢温泉という、神奈川県で有名なツルツル温泉があるのですが、その近くにあります。
20年くらい前は焼肉屋さんだったという建物を、良い感じでカウンターと座敷のあるカフェにしてあります。
お昼を食べた後に行ったので、カレーやドリアは頼まず、なぜかサラダとエスプレッソという組み合わせで注文。。サラダは盛り付けが綺麗でした。エスプレッソも美味しかったです。
七沢温泉にはちょくちょく来るので、カレーなどはまたその時に。
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by nipponhike | 2013-08-21 16:31 | ■見学

2013年 8月11日(日) 晴れ

材料からつくる、中津箒。

今日は箒について。
高性能な掃除機もいいけど、ちゃんとした日本の箒が欲しいと思ったので調べてみたら、素晴らしい箒を神奈川県でつくっている人たちが居ました。

神奈川県愛甲郡愛川町中津。
丹沢山の麓に宮ヶ瀬湖という、開放感のある気持ちいい湖があります。そこから相模川に繋がる、綺麗で穏やかな流れの中津川沿いに、中津箒の制作や展示、販売を行っている蔵(お店・ギャラリー)がありました。

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明治の頃、中津では一大産業として沢山の箒がつくられ、多くの職人も居たそうですが、 近代化が進み生活様式などの変化に伴い、箒はだんだんつくられなくなりました。(何だか杉と似ている。)

職人がつくる箒は軽くて、丈夫で、形も美しい。そんな箒を、このまま無くしてしまうのはもったいないと思った代表の柳川直子さんを中心に、現在ベテランや若手の職人さん5人ほどで箒をつくりながら、展示やワークショップなどのイベントを通して、全国に中津箒を広めようと活動されています。

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ここは蔵の一階。女性の職人さんがひとり、箒づくりをしながら蔵の留守番をしていて、中津箒についていろいろ教えていただきました。この方は武蔵野美術大学を卒業されたそうです。
柳川さんが中津箒の復興を始める際、武蔵美の大学院で勉強をしていたこともあり、若手の職人さんは武蔵美出身の方が多いとか。

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箒には用途によって種類が幾つかあるようですが、良くみると加工の仕方というか、作り込みの方法も職人さんによって違いがありました。時代によるかたちの流行などもあったようで、箒にもその時のトレンドがあったことがとても面白いです。
箒をまとめているヒモは針金だったり草木染めなどで染めたものだったりして、このヒモの素材や配色で箒の印象が全く変わってきます。ここ中津箒では、かたちや色を選んで自分好みの箒をつくってもらうこともできるようです。

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二階には小さな箒も並べられていましたが、見てくださいこの繊細な仕事。工芸品のような美しいかたち。いつまでも眺めていられそうです。これをつくっているのは、京都で箒職人をしていたベテランの方です。

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今の時期は、材料である「ホウキモロコシ」の収穫期だったようで、蔵の中には束ねた箒のもとが積み上げられていました。

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裏の庭では、収穫したばかりのホウキモロコシが干してありました。
このホウキモロコシ。自分たちの畑で無農薬栽培で育てられています。最近の箒は中国などから材料を取り寄せているのがほとんどですが、国産の適度なしなりと丈夫さを求めて自社栽培に至ったそうで、国産の材料で国内生産は大変希少ということでした。
ちなみに、畳の多い関東地方ではホウキモロコシ、板の間の多い関西方面ではシュロで箒がつくられていて、地域で使う素材が違っていたと聞きました。

箒は、畳から使い始めて、古くなると板の間用、次は土間、玄関、というように箒の劣化にあわせて使われていたようで、現代の工業製品にはない品の良さを感じました。
そんな箒を、材料から育ててつくっている人たちが、自分の住む神奈川県にいることを、ぼくは誇らしく思います。
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by nipponhike | 2013-08-17 14:20 | ■見学

2012年 9月11日(火) 晴れ

東京都虎ノ門 「NPO法人Yoshino Heart」

奈良から伊勢、そこからフェリーで静岡に入り、東京の虎ノ門に向かいます。そこでYoshino HeartというNPOの事務局の方に会ってきました。

NPO法人Yoshino Heartは、奈良県吉野の杉の魅力を全国に広めていく活動をおこなっていて、「Heart Tree」という会社のプロジェクトのひとつです。
Heart Treeは、日本の森林・音楽・文化などの発展に対して、様々なクライアントのマーケティング活動に反映させていくソーシャルプロデュースという考え方で運営されている会社です。

今回の吉野杉見学にあたって、いろいろと連絡のやりとりをさせていただいたYoshino Heartの方にお礼と、NPOの活動についてお話を伺うために虎ノ門に足を運びました。

僕ははじめ、事務局は吉野にあるとばかり思っていたのですが、「全国に情報発信をするには都心から」という考え方で、虎ノ門を拠点にしているようでした。森林問題でも、知らない人たちに広めるために都心で活動するという思いもある僕には、とても共感が持てました。

Yoshino Heartでは、吉野杉の内装材や木製のおもちゃ、デザインコンペから反映された暮らしの道具、山林の見学など、人の生活に木や森との関わりを提案するような活動をしています。
事務局がある建物の1階には、誰でも利用できる「森カフェ」があります。ここでは、プロジェクターを使った森林関係の活動を発表する場としても利用できるようで、将来方向性が固まってきたら使わせてもらおうと思っています。

僕の経緯をお話したら、全く畑違いの仕事から森林やパンに繋がっていったところにとても興味を持ってくれました。ここでのプレゼンなど含めて、今後も何かあれば協力していただけるようなので嬉しかったです。ありがとうございました。

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森カフェ。吉野の杉材を多く使った、木の香りの良い空間でした。


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どこか旅行に出かけたとき、このマークを見たことはありませんか。「日本で最も美しい村」連合という、過疎化が進みつつも残していきたい素敵な村の魅力を紹介し、応援していくNPOのマークです。Yoshino heartと同じ建物に事務局があり驚きました。
僕が日本を廻ったときには、柚子と杉で有名な馬路村にこのマークがありました。
現在は、全国に49の村が指定されています。
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by nipponhike | 2013-05-22 09:41 | ■見学

2012年 9月8日(土) 晴れ

奈良のパン屋さん

奈良とその周辺にあるパン屋さんに行ってきました。


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自家製酵母と国産小麦パン「ノモケマナ」
奈良公園のすぐ近くにあるパン屋さん。ご夫婦でやっている小さめの店内は落ち着いた雰囲気で、美味しそうなパンが多くて選ぶのに迷いました。
そしてなんと、ここのご夫婦、お二人で8月に上田のルヴァンに来てくれたそうです。しかもその時の販売では僕が対応していたことが分かり、一気に打ち解けました。奥で製造の作業をしていたご主人も顔を出してくれて、お話することが出来て楽しかったです。このタイミングでここに来れて良かったです。

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自家製天然酵母パンと野菜ケーキのお店「樸木(あらき)」
奈良市の中心から少し離れたところの、田んぼや畑が並んだ静かな場所にお店はありました。店内ではパンやクッキーの他にランチなども用意されていましたが、着いた時間が遅かったため、ランチは終わっていました。残念。
庭とお店の雰囲気がとても良いところです。次は是非ゆっくりランチを食べに来ようと思いました。

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自家製天然酵母 薪窯「パン工房のら」
吉野町にほど近い、山の中にある小さなパン屋さん。手づくりの石窯が外にドンとあり、ご主人がせっせとパンを焼いています。
ここにはパンを並べる棚も無ければ、カウンターやレジも無い。焼き上がったパンをトレーに並べて、「これがレーズンとくるみで、これがいちぢく、これがピザ、、」とご主人の説明を聞いてお客さんはトレーに乗っているパンを買っていく。数も多くないので、次の人のことを少し考えながらパンを選ぶ。僕はそんなやりとりがとても良いなあと思いました。
窯で使っている木は、建築廃材などを使っているようで、それも自分で焼いたパンやパウンドケーキ、クッキーなどと交換してもらっているのだそうです。
パンも美味しかったけど、何よりもこの人の生き方がとても素敵だと感じました。

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Natural Bakery「きりん屋」
奈良のカフェ「くるみの木」の方に教えてもらったパン屋さん。三重県松坂市の山の中にあるのですが、開店してもすぐにパンが無くなってしまうということを聞いていたので、とりあえず記念にという気持ちで行ってみました。
お店に入ってみるとパンはなく、奥からご夫婦の方が出て来たのですが、なんと最近は奥さんが産休中で、残りの予約分のみつくっているということでした。
でもご夫婦から、良かったらどうぞとモチモチで美味しそうなチャバッタを頂いたのです。気持ちがとても嬉しかった。
お店を再開したらまた来たいです。
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by nipponhike | 2013-03-22 20:30 | ■見学