ヒトリダチ

2011年 08月 31日 ( 1 )

2011年 8月30日(火) 晴れ

陶芸家 工藤和彦さん宅へ

話は遡って、7月16日に長野県の「ベッカライ麦星」という、間伐材でライ麦パンを焼くパン屋さんを訪ねた時、音楽家の丸山さんという方にお会いしました。

丸山さんは音楽活動や生き方がとても情熱的な方です。被災地へ行って皆で歌う場をつくったり、オリジナルの曲を小学生と合唱したビデオを被災地に送ったり、音楽家として出来ることを積極的に行い、何よりも震災・原発に怯える子どもたちのことをとても心配している、まっすぐで心のあたたかい人です。

その丸山さんに自分のことを話したり、北海道にも行くということを言ったら、「旭川で陶芸をやっている工藤くんに会うといい。」と言われ、連絡先を教えてもらいました。

札幌に着いた時に工藤さんと連絡を取り、今回2日ほど泊めさせてもらうことになりました。今日はちょうど石川県の金沢から知り合いの方も遊びに来るということでしたが、僕はそんな中お邪魔することになりました。

今まで何の関わりも無く、バイクでフラフラ旅をしているような僕にとても良くしてくれました。金沢の方は、市内で有名な花屋さんをやっている女性の方で、庭にある草花のことや植物は奇数で成り立っていることなど、いろいろ教えてもらいました。工藤さんの焼き物に庭のアジサイや野の草花をさっと生けられて、それがあるだけで部屋の雰囲気が変わります。

工藤さんは、陶芸の世界で今注目されている方で、中国の「黄砂」が堆積した粘土を8年もかけて焼き物が出来るように工夫してきたそうです。8年。。僕が会社に勤めていたのは4年。その倍の時間をかけて土と向き合い、試行錯誤するにはものすごい精神力が必要でしょうし、時間が経つだけ様々な困難があったはずです。

そんな努力で出来た器は道具として自然なかたちをしています。薄く、手に馴染み、使いやすく、同時に研究してきた釉薬で綺麗な白が印象的な器です。奇抜なことをするのではなく、毎日の食生活に使える自然な器づくりは、日本の「食」に対しての大切な考え方も込められています。

工藤さんのお宅に2日も泊めさせていただいて、夜は美味しいバーベキュー、3人のお子さんとも一緒に卓球大会など、楽しいひと時を過ごしました。ありがとうございました。

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お昼の準備中の写真。過去につくった器に盛られた料理も美味しく、後ろには金沢の花屋さんが生けた草花があるいい空間でした。
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by nipponhike | 2011-08-31 12:08 | ■日記