ヒトリダチ

2011年 05月 15日 ( 3 )

2011年 5月13日(金) 晴れ ③

岐阜県美濃市曽代88番地:岐阜県立森林文化アカデミー

森林文化アカデミーは、木工に限らず林業や建築、地域の人たちと木や森林について学んでいく「木育」など、木を伐る人・木でつくる人・木を使う人、自然と人との新しい関わり方を探り、持続可能な循環型社会をつくっていく人材育成を目的とした学校です。

地下資源の大量消費に支えられた持続不能な今の社会を、循環型の社会に移行させるひとつの方法が、日本の隠れた財産である森林を再生させることです。ガソリンもあと50年と言われている現在、森林も含めた新しい考え方が必要だと思います。

ここでお話を伺った先生や職員の方々はとても情熱があり、人材育成をひとつの使命として取り組んでいるのが伝わってきました。

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岐阜県の間伐材を利用した建物。間伐の多い直径25㎝くらいの杉材が積極的に使われている。

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太い柱は使わず、細い材を格子状に組むことで、建物全体をひとつの構造体にして強度を出している。

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建築学科に入った1年生は、自分たちで考えた建物を学校内に建てるという授業がある。学校が学生によりつくられていくなんておもしろい。

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アカデミー近くのこの道の駅は、学生や先生が関わり間伐材を利用した建物になっている。

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道の駅内の食堂。椅子・テーブルは、不揃いの間伐材を上手く利用したデザインにしたそうです。
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by nipponhike | 2011-05-15 23:17 | ■見学

2011年 5月13日(金) 晴れ ②

岐阜県加茂郡白川町三川1539:木質バイオマス「森の発電所」

東濃ひのき製品流通センターには、製材・加工を行ったときに出る木屑や枝、建築廃材木などを燃料にして電気をつくる「木質バイオマス発電所」という施設もあります。

風力・水力・太陽光のような自然エネルギーのひとつで、今後注目されている発電方法です。

木は光合成によって周囲の二酸化炭素を吸収し、体内に固定しながら成長するので、その木を燃やして発生する二酸化炭素はもともと大気にあったもの。その二酸化炭素はまた森林に吸収されるので、木質バイオマスの二酸化炭素排出量は±0。これを「カーボンニュートラル」といって、化石燃料を燃やして発生する二酸化炭素とは仕組みが違うようです。またこれは、森林の育成・管理がちゃんとされていることも大切です。

今後の林業は、建築のほかにエネルギーの循環が大事なテーマになってきそうです。

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by nipponhike | 2011-05-15 20:37 | ■見学

2011年 5月13日(金) 晴れ ①

岐阜県加茂郡白川町三川1539:東濃ひのき製品流通センター

飛騨高山から下呂、そしてさらに南下すると白川という町があります。白川・黒川・赤川という3つの川が集まり飛騨川に合流する場所で、川がとてもきれいな町です。

岐阜県には「東濃(とうのう)ひのき」という、長野県の木曽ひのきに並ぶ有名なひのきがあり、白川町ではその東濃ひのきを管理する「東濃ひのき製品流通センター」という協同組合がありました。

東濃ひのきと木曽ひのきは、生育している地域が異なったことから呼び方が違うそうです。長野と岐阜を分けている御嶽山(おんたけさん)や阿寺山(あでらさん)の北側が木曽地方。南側が東濃地方ということ。東濃ひのきは70年、木曽ひのきは300年くらいの樹齢のものを使っていたということで、樹齢300年のひのきは直径1メートルくらいになります。木曽も東濃も伊勢神宮の建材に使われているそうです。現在の印象では、木曽は生活・工芸品。東濃は建築ですね。

今回は、はじめて林業関係の方に話を伺うことができました。
良い品質の木材をつくるには、伐ったらなるべく早く製材して適切な人工乾燥を行うこと。自然乾燥だと割れやすいこと。合法材・非合法材のこと。ひのきは、植えてから親子3代で育ててはじめて使うことができる大切な商品であること。それを知らないNPOなどに、早く間伐して燃やしてしまえと言われることもあることなど。現場で話を聞くことでいろいろなことが分かりました。

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by nipponhike | 2011-05-15 10:45 | ■見学