ヒトリダチ

2011年 10月1日(土) くもり ③

美味しいパンをつくりたい

「命を懸けて、うちの売り上げをあげてみる?」

夕飯をいただいた後、麦星の寛さんに突然言われて戸惑いました。今回また長野に来たのは、今後自分がどうしていけば良いかを相談するためでもあります。寛さんの一言で、石窯のパン屋でやっていくことの厳しさが伝わってきました。

お店に人を増やすということは、その人の給料の倍の売り上げをつくっていかなければならないこと。そして、一度増やしたらそれを維持していかなければならないこと。つまり僕が入ったとしたら、次の人に教えてしっかり引き継ぎが出来なければいけないこと。技術修得から引き継ぎまで、全く経験が無い僕の場合、3年は掛かるだろうということ。

「従業員が一人増えることで、お店の商品や販売にも変化が出てくる。予想出来ない部分も多い。それらを理解してくれた上で、それでもやりたいとなったら、また相談に来て欲しい。そしたらこちらも、いろいろ考えるから。」

今までは自分のことだけ考えていれば良かったのですが、これからパンの修行でお世話になるということは、そのお店にも大きな影響があるということが良く分かりました。

ある意味、この旅は命を懸けてやってきました。今後の僕の将来に直接関わってくることだと思っていたからです。でもそれは自分のことだけ。これからはもっと大きな責任が伴ってくることを、ひしひしと感じ始めました。

この旅を通して、もう心は決まっています。
ですがもう少し、この旅で使った貯金を貯め直すのと、旅の途中に調べたいこともまた出てきたので、それらをやりながら改めて考えたいと思います。

僕のことを真剣に考えてくれている寛さんと奥さんに、とても感謝しています。

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華やかに見えることが多いということは、その分大変な苦労もあるということ。これからが本番です。
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by nipponhike | 2011-10-03 06:59 | ■日記