ヒトリダチ

2011年 7月5日(火) 晴れ ①

「森林再生で村おこし」:岡山県西粟倉村 その1

人口約1600人。森林率95%。鳥取県と兵庫県の山の間、岡山県の谷間にある村。西粟倉村(にしあわくらそん)に来ました。

西粟倉村は、林業・工房・村人などが協力して、森林管理や再生、村おこしを同時に行い、50年後に次の世代へ美しい森林を残す取り組みをしている村です。今日は2つの工房と、森林や村の情報発信、村内ツアーなどを企画している会社、県境にある特別保護林など、いろいろなところを周りました。

「木の里工房 木薫(もっくん)」
20代に林業で山仕事をされていた方が、子どもたちに今の森林や木について伝えていきたいという想いから、5年前に始めた工房です。林業・製品・販売までを自社で行い、「森から子どもの笑顔まで」をコンセプトに、家具や玩具、店舗内装など、無垢の木を活かした製品をつくっています。
こちらの方には、僕のこれからの方向性についての相談や、会社の企業・経営の話、資金の話など、今後の現実的なアドバイスを親身に話してくれました。そして、企業をする際に読んだという本も譲っていただきました。

「木工房 ようび」
桧材や杉材を使った家具や、無垢材の小物の生活用品をつくっている、アイディアや造形センス、熱意が素晴らしい方の工房です。針葉樹と広葉樹では木の性質が異なるので、杉や桧で木組みの家具を完成させるまで普段の家具の10倍の時間が掛かったそうです。特に桧は家具の歴史が無いので、塗料も自ら2年かけてつくったそうです。努力の積み重ねで完成した家具は、全て針葉樹でつくったとは思えないシャープで綺麗な佇まいでした。
職人さんの、「エコや間伐材が企業のただのアピールとして使われることが多い中、間伐材をアピールせずに純粋に家具として良いものをつくりたかった。それが森林を考える家具職人としての自分の役割だと思う。」という話を聞いて、職人の誇りと技に感動しました。

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西粟倉村には、「FSC認証の森」として、美しい森林管理の基準に適しているエリアが多数あり、今後も次の世代のために拡大していくようです。
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by nipponhike | 2011-07-05 22:29 | ■見学